「自分いじめ」していませんか?

「自分いじめ」していませんか?

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ストレス社会と呼ばれて久しいですが、仕事や人間関係に限らず生きるのが苦しいと言う方もいらっしゃるのではないでしょうかこの記事はそんな方に読んでいただきたい本を1つご紹介いたします。

HSPという言葉をご存知でしょうか。こちらはとても感受性の高い気質を持つ人物のことを指します。
この気質を持っている方は、
とても感受性が高いが故に、他人からの一言や、人間関係、仕事での出来事で傷ついてしまうというとても生きづらい人生を歩む傾向があります。
また対人関係に限らず、自分自身に対しても自己嫌悪や自己否定をしてしまい、自分で自分をいじめる「自分いじめ」をしてしまうクセがあります。

今回ご紹介する「自分いじめの呪いを解く本 毎日がラクになる心のクセづけ40」は、そんな自分いじめをしてしまう人に対して、自分や人間関係、仕事、日常生活においての悩みと、その悩みにどのように対応していけばいいのかが書かれています。
大きく4章に分かれていて、最後にその生きづらさに影響している自分の生き方について自分自身を知るためのワークが書かれています。

ここからは、その4章とその中で運営者が実際に読んで役立ったトピックについてご紹介します。

自分自身の悩み

嫌な記憶を思い出してしまう

第1章は自分自身の悩みになります。
その中で運営者が役立ったものは嫌な記憶を思い出してしまうというトピックです。
トラウマや、そこまでじゃなくても人生を生きている中で過去にあった嫌なことだったりをフラッシュバックしたりしますよね。
そして嫌な記憶を思い出してそれが原因で自己嫌悪に陥ってしまいまた自分を責めてしまうと言う自分いじめにつながってしまいます。
それに対して本書では、嫌な記憶も人は忘れることができるとし、その嫌な記憶に紐付く事に対しての結びつきを書き換える方法が書かれています。
例えば、特定の場所に行くと嫌な記憶が思い出される場合は、そこの場所と嫌な記憶が結びついているので、それを楽しい記憶をその場所で体験し、結びつきを変えることを対処法として書かれています。

人間関係の悩み

人と深い関係を結べない

第二章が人間関係の悩みについてまとめています。その中で役立ったトピックは「人と深い関係を結べない」です。
本書では人と深い関係を結べない悩みには感謝日記を作ってみることをお勧めしています。
相手を信頼する、相手を理解するために
ささいなことでいいので相手に対して感謝をするというところを続けていくということです。
そうすることで関係性があることを可視化して、信頼が徐々に積み重なっていくわけです。

仕事の悩み

人を頼れない

人を頼れない人には「忙しそうだから」「自分1人でできないといけない」など、自分で頼れない理由を作ってしまいがちです。
また相手の時間を割くことに申し訳なさを感じることもあるでしょう。
本書ではこのような場合に、相手に以下の4点を意識して伝えると良いとしています。

・名前を呼ぶ
・ポジティブに伝える
・結論から伝える
・成果を伝える

人は「自分に頼られる」と嬉しさを感じることも多いです。
しかし、頼って成果や結果を伝えないと手伝い甲斐がないもの。また少なからず時間を割くわけですから結論から伝えて、メリットとしてポジティブに、そして時短を意識して伝えましょう。
そして事が解決した後に「〇〇さんのおかげで解決した」と成果を伝えることで、自己承認欲求が満たされます。

日常の悩み

休み明けが憂鬱

第4章で運営者が役立ったトピックは「休み明けが憂鬱」でした。
休み明けに憂鬱なのは脳内物質のやる気物質である「ドーパミン」が出ていないから。
仕事前最後のお休みは知らない場所など新しいものを体験することでドーパミンが出やすくなります。
休み後は仕事前にお気に入りの音楽と軽い運動(ウォーキング、ストレッチなど)を取り入れましょう。
音楽で気持ちを高めることはアスリートがルーティンでよく取り入れています。
また、身体を動かすことでも気分が晴れることは科学的に証明されています。

自分を知る

巻末には”自分いじめ”をしてしまう原因である自分自身を知るためのワークが記載されています。
大きく分けて、下の2つのステップがあります。

・現在の感情と思考を知る

“自分いじめ”をしてしまう現在の感情や思考を書き出してみましょう。どんなに小さなことでも構いません。これは、ジャーリングともいう手法で書き出すことで現在の自分自身の気持ちや考え方を知り、現状把握や認知の歪みを直すのに役立てる事ができます。

・ライフストーリーを描く

“自分いじめ”をしてしまう現在の感情や思考は
それに至るまでの人生の出来事が起因しています。その為物心ついてからこれまでの人生を振り返り、ライフストーリーを描きます。
各年齢や時代で起きた出来事、その出来事に対しての感情や変化を書き出します。過去を深掘りすることで、”自分いじめ”をしてしまう原因が分かります。原因が分かればその対応を調べる事ができ、”自分いじめ”をする思考を変える事ができます。
自分を知ることは本サイトのチュートリアル①に通ずる部分でもあります。

今回は「自分いじめの呪いを解く本 毎日がラクになる心のクセづけ40」を紹介しました。

取り上げた部分以外にも”自分いじめ”をしてしまう40の悩みとそれに対する対応が沢山書かれています。

是非、”自分いじめ”という言葉に反応した方、生きづらいと感じてる方は読んでみてください。下記画像をクリックしすると詳細ページに飛びます。

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